⑥情報収集(受験資格条件・制限なしの資格)

初級システムアドミニストレータ初級シスアド
企業において、部門内のエンドユーザコンピューティングの推進をはかり、パソコン活用の知識を活かし、業務の効率化などシステム管理者の能力を認定する国家資格です。難易度は普通で、合格率は30%程度 です。 就職は資格手当てが出るところもありますが、この資格だけで就職は厳しいです。一部会社ではこの資格を持っていないと、昇級・昇格が望めないところもあります。
宅地建物取引主任者宅建
宅地建物取引主任者とは宅地や建物の売買や交換、貸借の代理や媒介など不動産取引が行える国家資格。不動産売買を仲介する宅地建物取引主任者は、重要事項について口頭で説明、交付、書面に記名、押印するなど不動産取引を公正かつ安全に行うための重要な役割があります。日常生活でも住宅の賃貸・売買契約の時に正しい判断ができるようになります。難易度はやや難しく、合格率は15〜16%程度です。就職は宅地建物取引業者宅地建物取引業法の規定により従業員5人に1人の割合で、成年者である選任の取引主任者を置かなければならないということもあり不動産業界が一般的ですが、金融機関や小売業でも生かせます。また企業によりますが、資格手当を支給している場合もあります。ダブル、トリプルライセンスで独立も目指せます。
行政書士
「街の法律家」といわれる書類と手続きのスペシャリストです。法律に基づいて行政機関に提出する許認可申請書類等の作成・提出・手続代理や契約書・遺言書等の権利義務、事実証明に関する書類の作成・代理などします。作成可能な書類はなんと5,000〜10,000種類にものぼります。難易度は難しく年々上昇しています。就職は行政書士事務所や独立しなくても企業ではとてもありがたがられます。独立するのであればダブルもしくはトリプルライセンスを取得するのがいいです。
基本情報技術者
基本情報処理技術者とはSE、プログラマーを目指す人の登竜門的な資格。基本情報技術者を取得した人の多くが、ソフトウェア開発技術者試験などの高度情報処理技術者試験に挑戦しています。難易度はやや難しく合格率は13〜16%程度です。就職は情報システム系・ソフトウェア系関連企業などが中心。実務経験がないとこの資格だけでは厳しい、この資格をステップに上位資格を取得するのがいいでしょう。
公認会計士
司法試験などと合わせて3大国家試験と呼ばれる資格で法律により財務諸表の監査業務に携わることが認められている唯一の職種、就職においても好不況に関係なく高い人気の職種であり合格すれば、独立開業に大きく前進します。会計分野の専門家としての社会的地位も保証されます。難易度は難しく、合格率は9%程度です。就職は監査法人や個人事務所に勤務し、最終的には独立開業を目標にしている人がほとんどです。また、肩書きにとらわれず一般企業で金融、証券、M&Aをはじめとする財務・会計部門で活躍する人も増えています。